
中国・江蘇省蘇州市で2024年6月に日本人母子らが切り付けられて3人が死傷した事件で、同市中級人民法院(地裁)は23日、50代の中国人男性の被告に対し、故意殺人罪で死刑判決を言い渡した。日本外務省が同日、明らかにした。外務省の担当者によると、動機は借金苦で「日本に関する言及はなかった」という。
公判は報道陣には公開されず、上海総領事館員が傍聴した内容について、外務省が説明した。
事件は24年6月24日に発生。日本人学校の送迎バスを待っていた30代女性と未就学児が刃物を持った50代の中国人男性に襲われて負傷。バスの案内係だった中国人女性(当時54歳)が刺され、死亡した。【金寿英】