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流行語大賞「界隈」もトップテン入り 普及貢献と毎日新聞が受賞


2024年の新語・流行語大賞で「界隈」がトップテン入りし、毎日新聞が報道したことでさらに普及しました。この言葉は元々地理的な意味を持っていましたが、SNSを通じて「仲間」や「コミュニティ」を意味するようになりました。「風呂キャンセル界隈」などの派生語も生まれ、特に多く検索されました。しかし、メンタルヘルスなどで実際に入浴困難な人々にとっては困惑も生じているため、使用には注意を要すると報じられました。

 今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンが2日、発表された。「界隈(かいわい)」もトップテン入りし、もともと広がりつつあった言葉を報道によってさらに普及させたとして、毎日新聞デジタル報道グループが受賞した。

 毎日新聞は2024年5月初旬、風呂に入ることを面倒に感じてやめる人々を指す「風呂キャンセル界隈」という言葉がX(ツイッター)で一時トレンド入りするなど、ネット交流サービス(SNS)で広まっていることを報じる記事を配信した。

「界隈」派生語も広がる

 「界隈」はもともと、「そのあたり一帯」を示す言葉だった。

 それがSNSを中心に、特定の「仲間」や「近い存在」といった意味でも使われるようになった。

 配信後、インターネット上で「界隈」の検索が増えたとみられる。「睡眠キャンセル界隈」などの派生語も登場した。

 取材、執筆した稲垣衆史記者は表彰式で「『界隈』という言葉は同じ趣向の人の集まりということで共感を得やすいのかなと思った」と話した。

 一方で、風呂キャンセル界隈を報じた記事では、うつ病などやむをえない事情で入浴できない人から困惑の声が上がっていることを伝えており、稲垣記者は「使う場合は注意が必要だと感じました」と振り返った。

 LINEヤフーは10月、「Yahoo!検索」のビッグデータから、「界隈」を含むキーワードを検索している人数を調査した結果を公表。24年5月に「界隈」を含む検索人数が大きく伸び、23年10月の2倍以上となった。中でも最も多かったのが「風呂キャンセル界隈」だった。24年10月時点では「界隈」の検索人数は過去最高になったという。【岡田英】

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