重大犯罪に関与したとされる人物の検挙に総力を挙げる「指名手配容疑者捜査強化月間」が1日、全国一斉に始まった。大阪府警はホームページやSNS(ネット交流サービス)で情報提供を求めている。
府警によると、9月末現在で全国の警察が指名手配している容疑者は約600人。府警は約140人で、このうち14人の顔写真をホームページで公開している。
最近ではSNSを使った投資詐欺グループの中核メンバーとみられる池宮悠仁(29)、中村晋弥(41)両容疑者らを詐欺容疑で公開手配した。
啓発にはプロ野球「オリックス・バファローズ」の選手らを起用。動画投稿サイト「ユーチューブ」で、宮城大弥、紅林弘太郎の両選手らが情報提供を呼び掛けている。捜査共助課は「一人でも多く検挙する。ささいな情報でも提供してほしい」としている。連絡は110番か最寄りの警察署へ。【斉藤朋恵、林みづき】