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北朝鮮発射のミサイルICBMか 飛行時間が過去最長になる可能性


北朝鮮は31日午前、日本海に向けて新たな弾道ミサイルを発射しました。韓国軍は、このミサイルが大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性が高く、「ロフテッド軌道」で高高度に打ち上げられたと見ています。ミサイルは約1時間程度飛行し、最終的に北海道の奥尻島近くの日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下する見通しです。日本政府は近隣の船舶に注意を促しています。今回のミサイルは、これまでの飛行時間記録を更新する可能性があると報じられています。石破茂首相は、迅速な情報提供と不測の事態に備えて各省庁に指示を出しました。なお、北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは9月18日以来のことです。

 北朝鮮は31日午前7時10分ごろ、平壌近郊から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍合同参謀本部が明らかにした。同本部は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性が高いとみている。

 同本部によると、通常より角度をつけて高高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で打ち上げられた模様だという。日本政府によると、ミサイルは飛行を続けており、午前8時36分ごろに北海道・奥尻島の西側約300キロメートルの日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下する見通し。周辺を航行する船舶に注意を呼びかけている。

 石破茂首相は、国民に対する迅速な情報提供や、不測の事態に備え万全の態勢を取ることなどを関係省庁に指示した。

 これまで北朝鮮が発射したICBMの飛行時間は、2023年7月のものが73分間で過去最長だった。今回はそれを上回る可能性がある。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は9月18日以来。【ソウル福岡静哉、日下部元美】

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