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「暴力に屈しない」与野党幹部から非難の声 自民党本部に火炎瓶


東京・永田町の自民党本部前で火炎瓶が投げ込まれた事件を受け、与野党の幹部が非難の声を上げた。石破茂首相は、暴力によって民主主義が屈することがないように最善を尽くすと訴えた。自民党の森山裕幹事長も、言論が暴力で封殺されることは許されないとし、安全確保を指示した。立憲民主党の小川淳也幹事長と国民民主党の玉木雄一郎代表も、暴力やテロ行為に対する強い非難をそれぞれのSNSで表明している。事件をきっかけに、選挙活動の安全確保が重要視されている。

 東京・永田町の自民党本部前で火炎瓶が投げ込まれた事件を受け、与野党幹部は19日、一斉に非難の声を上げた。

 石破茂首相(自民党総裁)は鹿児島県薩摩川内市であった衆院選の応援演説で「民主主義がこういう暴力に屈することがあっては絶対にならない。我々はこの選挙が、そして民主主義が暴力で破壊されることがないように、何よりも国民、市民の安全、安心がきちんと守れるように万全を尽くす」と述べた。

 同党の森山裕幹事長は「言論が暴力によって封殺されることはあってはならない。民主主義の根幹たる選挙が行われている最中であり、今回の行為には強い憤りを覚えている」とのコメントを発表。今後も予定通り選挙活動を続ける考えを示し、安全確保に向けた対応の徹底を指示した。

 立憲民主党の小川淳也幹事長はX(ツイッター)に「あらゆる暴力、実力行使に反対し抗議します。被害が最小限であることを心より祈ります」と投稿。国民民主党の玉木雄一郎代表は「選挙中でもあり、こうした暴力や卑劣なテロ行為は決して許されない。強く非難する」と投稿した。【宝満志郎、川口峻】

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