12日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論会で日本維新の会の馬場伸幸代表は、2021年の兵庫県知事選で推薦した斎藤元彦前知事が失職したり、党所属の地方議員の不祥事が相次いだりしていることについて「ご迷惑をお掛けしているが、なかなか今『身体検査』なるものができない世上になっている」と述べた。その上で「我々のふがいなさを反省し、これからの候補者選定の面接で生かしていきたい」と語った。
19年参院選の際に行われた党首討論会でも、所属議員や候補予定者の不適切な言動が相次いだことを問われた当時の松井一郎代表が「これからは面接を重視する」との改善策を示し、「しっかり人材を選びたい」と語っていた。23年4月の統一地方選で多くの新人が当選したものの、候補者を厳正に選定する体制が追いついていない現状が露呈している。