北朝鮮の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長は3日の談話で、韓国軍が1日に実施した大規模軍事パレードを「野良犬の群れが小川を渡るようなむなしい茶番劇」と批判した。朝鮮中央通信が報じた。
韓国軍は1日に、弾頭重量8トンの新型弾道ミサイル「玄武5」を初公開した。玄武5は戦術核兵器に次ぐ破壊力があるとされるが、与正氏は玄武5の公開に触れたうえで、核を持たない韓国が核を保有する北朝鮮との間の「宿命的な力の壁を越えられないことを自ら証明した」と指摘した。
軍事パレードで米軍の戦略爆撃機B1Bが登場したことについても「B1Bがソウル上空を飛ぶ中、韓国の軍統帥権者とその手下、陸海空軍が整列して敬意を表する醜態は、植民地の韓国でのみ演出できる名場面だ」と皮肉った。【ソウル福岡静哉】