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推薦人集めに執念 「7日朝まで頑張る」立憲代表戦苦境の泉氏


 7日に告示される立憲民主党代表選の出馬に必要な国会議員20人の推薦人集めで苦闘が続く泉健太代表(50)。現職代表が推薦人を集められず出馬できなければ、極めて異例のケースとなる。国会にある泉氏の事務所では4日も深夜まで支援する国会議員らが集まって対応を協議した。泉氏は「7日朝まで頑張る」と周囲に執念をみせているという。

 泉氏は8月下旬、枝野幸男前代表(60)が顧問を務める党内最大グループ「サンクチュアリ」に所属する議員と国会内で約30分間面会し、「推薦人になってもらえないか」と打診した。その数日後には労組関係者に再選への意欲を示しつつ「あと3人足りない」と打ち明けた。

 泉氏は、2021年の衆院選で敗北して代表を退いた枝野氏の後任を選ぶ代表選に出馬して勝利した。知名度不足のため、党内からは「選挙の顔にならない」との声がくすぶり続けてきたが「大きな失策はない」(連合幹部)ことから「泉降ろし」の動きは出てこなかった。しかし、枝野氏や野田佳彦元首相(67)が推薦人を確保して先に代表選への立候補を表明する中、泉氏の推薦人集めは難航している。

 泉氏は、出馬に意欲を示しながら、同様に推薦人を確保できていない馬淵澄夫元国土交通相(64)、江田憲司元代表代行(68)と「3人の中から誰も出られないことにはならないように」と、一本化に向けた調整も模索。馬淵氏は5日、立候補見送りを表明したが、江田氏との調整はこう着状態が続いている。

 推薦人さえ確保できれば、泉氏に勝算がないわけではない。代表選は、国会議員票272ポイント、支部長(国政選挙の公認候補予定者)票98ポイント、地方議員と党員・サポーター票370ポイントを合わせた計740ポイントで争われる。全国各地で街頭演説を重ねてきた泉氏にとって、地方議員や党員・サポーター票の多さは強みとなり得る。

 最初の投票で過半数を獲得する候補がいなければ国会議員票の比重が大きい決選投票となるが、泉陣営関係者は「相手が枝野氏ならリベラル色を嫌う議員がこちらに味方してくれる。野田氏だったら保守色が強まることを嫌う議員がこちらに味方してくれる」と期待する。

 泉氏の現状を陣営幹部はこう評する。「泉さんは敵を作らない戦略でこの3年間やってきた。でも、味方もできなかった」【源馬のぞみ、安部志帆子、中村紬葵、遠藤修平】

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