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数十年に一度花を咲かせる「リュウゼツラン」が、宮崎県日南市の海岸沿いに十数本開花している。
日南海岸を走る国道220号沿いに生え、高さ5~6メートルほどの茎の先端周辺に房状で黄色い花を咲かせる。
県立青島亜熱帯植物園(宮崎市)の前田高志所長によると、リュウゼツランはメキシコ原産で、「宮崎観光の父」と言われた故・岩切章太郎氏が国道沿いなどに植栽。1970年代には植わっていたとみられる。
園の担当者によると、開花から3週間程度で枯れるが、途中、子株を地面に落とし育つこともあるという。ここ数年、同じ場所で数本の開花が確認されていたが、10本以上の開花について暖冬の影響の可能性を指摘していた。【加藤学】