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Windows障害、米セキュリティー会社トップ謝罪 一部復旧遅れも


 米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を搭載したパソコンで大規模な不具合が発生した問題で19日、米セキュリティー会社クラウドストライクのジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は「影響を受けたすべての人に謝罪する。事態の深刻さを理解している」と謝罪した。原因を特定し、多くの不具合は解消したが、一部で復旧が遅れる可能性があるという。航空便の欠航などで混乱が発生し、「史上最大規模のITシステム障害」とも指摘されている。

 カーツ氏は米NBCテレビに出演して謝罪した。原因は、企業や団体に提供するサイバーセキュリティーのソフトウエアと説明。このソフトをオンラインでアップデート(更新)したところ不具合が発生し、このソフトを導入しているウィンドウズ搭載のパソコンが世界中で使えなくなった。

 問題を修正し、改めてソフトを更新したことで多くの不具合は解消した。ただ、手動でなければ解消できないケースもあり、顧客企業に個別で対応しているという。

 マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは「世界的なITシステムに打撃が出ている。クラウドストライクや業界全体と協力し、顧客をサポートする」と表明した。

 クラウドストライクは2011年に設立され、19年に上場。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、同社の顧客はフォーチュン500(米誌フォーチュンが発表する米企業の収益上位500社)の約300社を含む約2万9000社で、各国の大手企業にサービスを提供している。

 システム障害を受け、米国では19日夕方時点で国際・国内線計約1万便に遅れが発生し、約2800便が欠航した。病院の手術が延期されたり、救急や消防を呼ぶ緊急電話回線がダウンしたりと大きな混乱を招いた。欧州やアジアなど世界中で同様の混乱が起きた。【ワシントン大久保渉】

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