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米CNNテレビは16日、米国の情報当局が数週間前、イランがトランプ氏の暗殺を計画しているとの情報を得て、大統領警護隊がトランプ氏の警備を強化していたと報じた。イランは13日の銃撃事件とは無関係とみられているが、警護隊は警備強化の中で事件を防げなかったことになり、警備態勢の在り方が問われそうだ。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は、今回の銃撃事件とイランによる暗殺計画の情報は「別のものだ」と強調した。トランプ前政権下の2020年に米軍がイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害しており、その報復の機会を狙っている可能性があるという。
13日の事件では、地元の米東部ペンシルベニア州に住んでいたトーマス・クルックス容疑者(20)が実行役とされ、警護隊にその場で射殺された。【ワシントン松井聡】