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藤井聡太叡王、防衛ならず8冠独占崩れる 伊藤匠七段が初タイトル


 将棋の第9期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第5局が20日、甲府市で指され、挑戦者の伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(21)に勝ち、3勝2敗で叡王位を奪取し、初タイトルを手にした。藤井叡王が2023年10月に果たした史上初の8冠独占は、五つ目の防衛戦で途絶えた。全タイトル制覇期間は、羽生善治九段(53)の5カ月を超える8カ月に及んだが、大山康晴十五世名人が防衛戦を14回乗り越えた3年9カ月には届かなかった。

 伊藤七段は、小学3年時の将棋大会で同学年の藤井叡王に勝利して号泣させ、「藤井を泣かせた男」として知られる。藤井叡王より4年遅い20年10月にプロ入りし、21年の新人王戦で棋戦初優勝。23年の竜王戦、24年の棋王戦で立て続けに挑戦者となって藤井叡王に挑んだが、いずれもストレート負けした。

 叡王戦でも挑戦者となり、「三度目の正直」を期して大舞台に臨んだ。第1局は落としたものの第2、3局と連勝し、藤井叡王をタイトル戦で初めて先に土俵際に追い込んだ。

 藤井叡王は、23年秋に8冠を達成した後、竜王戦、王将戦、棋王戦を防衛し、5月27日には名人初防衛を果たし、22度のタイトル戦を全て制した。唯一王手をかけられたのは、先に王手をかけた後に最終局に持ち込まれた21年の叡王戦五番勝負だけだった。【丸山進】

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