米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)の通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博疑惑で、米西部カリフォルニア州の連邦検察当局は11日、違法なブックメーカー(賭け屋)への借金を返済するため、大谷選手の口座から不正に1600万ドル(約24億5000万円)以上を送金したとして、水原氏を訴追したと発表した。
水原氏は近く、ロサンゼルスの連邦地裁に出頭する見通し。
水原氏はカリフォルニア州の賭け屋に借金があり、これを返済するため、大谷選手の口座から賭け屋の関連口座に少なくとも450万ドルを送金した疑いが出ていた。しかし、米紙ニューヨーク・タイムズは10日、関係者の話として、捜査当局は水原氏が450万ドルよりも多い金を大谷選手から盗んだ可能性があるとみていると報じていた。【ニューヨーク中村聡也】