東京都教育委員会は18日、勤務先の女子トイレの個室に入り、隣の個室を使っていた女子生徒を撮影した男性教諭(26)ら5人を懲戒免職処分にしたと発表した。
都教委によると、教諭は区部にある都立高校に勤務していた1月、女子トイレの個室に忍び込み、隣の個室に誰かが入ってきた気配を感じたことから盗撮を始めた。盗撮されていることに気づいた生徒が周囲に助けを求めて発覚した。
教諭は2月14日に建造物侵入などの容疑で逮捕され、3月6日に罰金30万円の略式命令を受けた。都教委の聴取に、教諭は「性的欲求から盗撮をした」と述べた。過去にも複数回盗撮をしたと話しているという。
また、都教委は男子児童の股間を着衣の上から握ったとして区立小学校の男性主幹教諭(39)を懲戒免職処分とした他、多摩地域の小学校の男性教諭(32)やいずれも高校の20代と40代の男性教諭計2人も同処分とした。【松尾知典】