starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

不動産売却で姉らと関係悪化か 4歳次女と姉殺害容疑の夫婦


 姉(当時41歳)に腎不全を引き起こす成分を含む不凍液を摂取させ、殺害したとして殺人容疑で再逮捕された細谷健一(43)と妻の志保(37)の両容疑者=東京都台東区=が、姉の死亡する直前に飲料や食べ物を差し入れしたとするメッセージをSNS(ネット交流サービス)でやり取りしていたことが、捜査関係者への取材で判明した。健一容疑者のスマートフォンにはこの時期に不凍液を購入した形跡も残っており、警視庁捜査1課は姉へ渡した飲食物に混入させた疑いもあるとみている。

 捜査関係者によると、両容疑者が使っていたスマホの解析で、遅くとも健一容疑者の姉の細谷美奈子さんが死亡する1年ほど前から、飲料や食べ物を差し入れしていたことが判明したという。死亡直前の2018年4月ごろにも、差し入れに関するメッセージが両容疑者の間で交わされていたとされる。

 さらに、健一容疑者のスマホには18年3~4月、インターネットの通販サイトで不凍液の購入が完了したことを伝えるメールが届いていたという。美奈子さんは生前、大きな持病はなかったが、死亡する数日前に発熱や頭痛などの症状を訴えて病院を受診していたとされる。遺体の一部からは不凍液を摂取した形跡が確認された。

 一方、健一容疑者は美奈子さんら親族とトラブルを抱えていたとみられる。

 捜査関係者などによると、健一容疑者は07年11月に東京メトロ・浅草駅近くにあるマンションの部屋を購入しており、費用は父親が負担したとされる。その後、家業のホテル経営を手伝うようになったが、12年10月に無断で部屋を売却し、父親との関係が悪化。一時、志保容疑者や子どもたちと千葉県流山市で暮らしていたという。

 その後、両容疑者は16年ごろには、当時父親が所有していたマンションに移り住むようになった。別の階には美奈子さんも暮らしていた。この時、健一容疑者は再びホテル経営に関わるようになったが、会社の経費の使い方などについて、美奈子さんから注意を受けることがあったとされる。

 6日に殺人容疑で再逮捕された際、健一容疑者は「今はお話しすることができません」と供述し、志保容疑者は黙秘しているという。両容疑者は23年3月12~13日ごろ、自宅で次女の美輝(よしき)ちゃん(当時4歳)に向精神薬「オランザピン」と不凍液を摂取させ、殺害した疑いで逮捕されていた。【岩崎歩、菅健吾、木原真希】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.