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「ながら運転」起因の死亡・重傷事故122件 07年以降で最多


 携帯電話やスマートフォンを使いながら自動車を走行させる「ながら運転」が要因となった死亡・重傷事故が2023年に122件発生し、統計のある07年以降で最多だったことが7日、警察庁のまとめで判明した。携帯電話を使用していない場合に比べて死亡事故率は4倍近くになるといい、警察庁が注意を呼び掛けている。

 警察庁によると、死亡事故は19年(28件)と17年(26件)に次いで3番目に多い25件、重傷事故は18年(83件)を上回り過去最多となる97件だった。携帯電話の使用状況別の内訳は、通話が15件だったのに対し、画面を見ていたケースが107件で、9割近くを占めた。過失が最も重い「第1当事者」が自動車だった事故全体に占める死亡事故の割合を見ると、23年は携帯電話を使用していた場合が2・82%で、それ以外のケース(0・73%)の約3・86倍となった。

 携帯電話の「ながら運転」を巡っては、19年に罰則が強化された。死亡・重傷事故は19年の105件(うち死亡事故28件)から20年には66件(同12件)に減少したものの、21年77件(同15件)、22年88件(同19件)と増加していた。警察庁は「厳罰化の効果が薄れたのではないか」とみている。【松本惇】

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