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トランプ氏、圧勝の勢い 米大統領選「スーパーチューズデー」


 11月の米大統領選に向けた共和、民主両党の候補指名争いは5日、予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎えた。AP通信によると、共和党は返り咲きを目指すドナルド・トランプ前大統領(77)が南部バージニア州など合計7州を制し、圧勝の勢い。トランプ氏が党候補指名を獲得する公算が大きく、対抗馬のニッキー・ヘイリー元国連大使(52)が選挙戦からの撤退を判断するかが焦点になる。

 共和党の予備選・党員集会は15州で行われ、トランプ氏は大半の州で勝利する見通し。事前の世論調査では保守派の圧倒的な支持を得ており、大票田の南部テキサス州、西部カリフォルニア州など各地でリードしていた。7月の党全国大会で大統領候補選出の投票権を持つ代議員(計2429人)の過半数獲得に大きく近づくことになりそうだ。

 トランプ氏は四つの刑事事件で起訴されており、3月25日に最初の公判が始まる予定だ。裁判が本格化する前に党候補レースを決着させたい考えで、「非常に大きな日だ。ぜひ投票に行ってほしい」と支持者に呼びかけていた。4日には連邦最高裁がトランプ氏の大統領選への立候補資格を認める判断を示し、返り咲きに向けた法的な壁の一つも乗り越えた。

 ヘイリー氏は「トランプ氏がもたらす混乱はもうたくさんだ。政治を正常化したい」と訴え、党穏健派が多い東部の州を中心に代議員獲得を狙った。ただ、これまでの10戦で勝利したのは首都ワシントンだけで、苦戦を強いられた。スーパーチューズデーまでは選挙戦を続ける方針だったが、結果次第で撤退を表明する可能性がある。トランプ氏の支持を明言するかどうかも注目される。

 民主党は14州と米領サモアで予備選や党員集会が行われ、郵便投票が行われた中西部アイオワ州の結果も発表される。再選を目指すジョー・バイデン大統領(81)が勝利する見通しで、11月の本選はバイデン氏とトランプ氏の再対決になる構図が固まりつつある。

 米大統領選の候補争いは、2~3月ごろに集中的に予備選・党員集会が行われる。火曜日に投票するのが慣例で、結果が選挙戦の行方を左右することから「スーパーチューズデー」(決戦の火曜日)と呼ばれる。ただ、今回の共和党の候補争いでは、序盤戦からトランプ氏がヘイリー氏を圧倒してきた。4日までにトランプ氏が273人、ヘイリー氏は43人の代議員を獲得。スーパーチューズデーでは、代議員総数の3分の1以上にあたる865人の配分が決まる。【ワシントン秋山信一】

トランプ氏が勝利を確実にした州

・バージニア

・ノースカロライナ

・テネシー

・オクラホマ

・メーン

・アラバマ

・マサチューセッツ

※AP通信による。日本時間6日午前11時現在

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