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4歳次女を「かわいく思えない」 母がLINEでメッセージ 日常的に虐待か


 東京都台東区の自宅で2023年3月、次女の細谷美輝(よしき)ちゃん(当時4歳)を殺害したとして逮捕された母親の志保容疑者(37)が美輝ちゃんについて「かわいく思えない」などとするメッセージを無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送っていたとみられることが、捜査関係者への取材で判明した。両親は一定期間、向精神薬や不凍液を美輝ちゃんに摂取させて殺害したとみられており、警視庁は日常的に虐待をしていた可能性や、計画的に美輝ちゃんを殺害した疑いも含め調べている。

 捜査関係者によると、メッセージの送信先は、志保容疑者とともに殺人容疑で逮捕された父親の健一容疑者(43)だった。健一容疑者のスマートフォンには「いなければよかったね」という返信も残っていたという。一方、健一容疑者は容疑を否認し、志保容疑者は黙秘しているという。

 美輝ちゃんは両容疑者と長男(10)、長女(8)の5人で暮らしていた。末っ子の美輝ちゃんが生後2カ月だった19年3月には、志保容疑者が自宅のベランダで衣類に火を付けるトラブルを起こし、子ども3人は都児童相談センターに一時保護された。

 その後に一時保護は解除されたが、美輝ちゃんが死亡する約半年前から通っていた保育所からは計5回にわたり「ほほと両腕にひっかき傷」「左目脇に黄色いあざ」など、美輝ちゃんの体にある傷について台東区子ども家庭支援センターに報告がされていた。

 ただ、美輝ちゃんは公園や車でけがをしたとの趣旨の説明をしたといい、区家庭支援センターは「(別に聞き取った父の)説明と矛盾はない」として、虐待を疑わなかった。

 一方で、美輝ちゃんは元気に振る舞う様子も周囲に見せていた。傷についての通報を受けた区家庭支援センターの担当者が保育所を訪れた際には、遊んでいた砂場から駆け寄って来て「見て」とうれしそうに新しい靴を見せていたという。【岩崎歩、木原真希、菅健吾】

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