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ナワリヌイ氏の遺体、14日間の化学検査を実施へ 当局が通告


 北極圏の刑務所で獄死したロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏の広報担当者ヤルミシュ氏は19日、ロシア当局が同氏の母親と弁護士に対して改めて遺体の返還を拒否した上で、遺体について更に14日間の「化学検査」を行うと告げたことを明らかにした。ヤルミシュ氏は「殺人の痕跡を隠蔽(いんぺい)するために遺体を隠している」と批判した。

 ヤルミシュ氏によると、ロシア当局は死因が確定していないことを理由に遺体の返還を拒み続けている。母親と弁護士は死体安置所も訪れたが、中に入ることは許可されなかったという。

 2人はこれまでに、当局からナワリヌイ氏の死について、「犯罪性は立証されなかった」と説明を受け、訪問先の刑務所ではナワリヌイ氏の死因について「突然死症候群」と明かされた。一方で、ロシアメディアは死因について、「血栓症」と報じており、食い違いを見せている。

 インタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官は19日、ナワリヌイ氏の死について報道陣から問われ、「調査結果が公表されていないので分からない」と返答。遺体の返還については「我々はこの件には関わっておらず、大統領府の管轄ではない」と話した。

 ロシア人権団体「OVDインフォ」によると、ナワリヌイ氏の死去が明かされた16日から19日までの間、同氏の死を追悼しようとした人たちが39都市で少なくとも約400人が拘束された。また、遺体を遺族に返還するよう求める連邦捜査委員会宛ての訴えが19日夜までに約6万5000件に上っている。

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