米モンマス大学が今月実施した世論調査で、人気歌手のテイラー・スウィフトさん（34）が民主党のバイデン大統領を11月の大統領選で再選させる「政府の陰謀」に関わっているとの回答が18％に上った。共和党のトランプ前大統領の支持者の間でこの陰謀を信じる傾向が強く、前回の2020年大統領選でバイデン氏を支持したスウィフトさんへの警戒心が浮き彫りになった。
調査は今月8～12日に全米の902人を対象に電話で行われた。46％がスウィフトさんを巡る陰謀論を「聞いたことがある」、18％は「陰謀は実際に存在する」と答えた。一方、スウィフトさんがファンに大統領選への投票を促すことについては、68％が「支持する」と答えた。
6％が「スウィフティー（熱心なファン）」、22％が「ファン」と回答した一方、65％は「ファンではない」と答えた。好感度は35～54歳で最も高かった。
スウィフトさんは今回の大統領選への姿勢を公言していない。しかし、バイデン氏の陣営が前回同様に支持取り付けを狙っていると報じられたのを契機に、さまざまな臆測が広がっている。トランプ氏は「スウィフトさんがバイデン氏を支持するはずがない」とけん制している。【ワシントン秋山信一】
大谷翔平・野球ニュース