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4歳娘に薬物摂取させ殺害か 容疑で両親逮捕 父の姉死亡にも不審点


 東京都台東区の自宅で2023年3月、次女(当時4歳)に薬物などを摂取させて殺害したとして、警視庁捜査1課は14日、いずれも会社役員で父親の細谷健一(43)と母親の志保(37)両容疑者=台東区今戸1=を殺人容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。18年に死亡した健一容疑者の姉(当時41歳)の死因にも不審な点があるという。捜査1課は今後、姉の死亡の経緯についても詳しく調べる。

 捜査関係者によると、2人は23年3月13日ごろ、自宅で次女美輝(よしき)ちゃんに向精神薬と不凍液を摂取させ、殺害した疑いがあるという。美輝ちゃんは13日朝に意識不明の状態で病院に救急搬送され、間もなく死亡が確認された。死因は中毒死だったとみられる。

 両容疑者は美輝ちゃんと長男(10)、長女(8)の5人家族。13日午前9時ごろ、健一容疑者が「次女の様子がおかしい」と119番していた。美輝ちゃんは搬送時、上半身は裸でおむつ姿だったという。

 司法解剖の結果、美輝ちゃんの体内からは、致死量に相当するほどの多量の向精神薬の成分に加え、自動車のエンジン冷却などに使う不凍液の成分も検出された。いずれも、誤飲の可能性は低いとみられ、両容疑者が何らかの方法で飲ませた疑いがあるという。不凍液には、人が飲むと腎不全などを引き起こす毒性物質が含まれる。

 また美輝ちゃんの死後、捜査1課が健一容疑者の姉の遺体の一部を改めて調べたところ、死因に不審な点が見つかったという。姉と健一容疑者の間に親の遺産を巡るトラブルがあったとの情報もあり、捜査1課は健一容疑者が何らかの事情を知っているとみている。

 美輝ちゃんの死亡を巡って、捜査1課は23年8月29日に自宅を家宅捜索。同日以降、両容疑者から任意で複数回事情を聴くなどし、殺害した疑いが強まったことから逮捕に踏み切った。日常的な虐待の有無についても慎重に調べる。【木原真希、岩崎歩、菅健吾】

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