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イスラエル軍、ハンユニスでハマス主要拠点を急襲


 イスラエル軍は4日、パレスチナ自治区ガザ地区の南部ハンユニスで、イスラム組織ハマスの主要拠点を急襲したと発表した。イスラエルメディアによると、軍はハマスの戦闘員がハンユニス西部で市民に紛れて潜伏しているとみており、引き続き攻勢を激化させるとみられる。

 イスラエル軍の発表によると、ハンユニスの拠点には訓練施設や地下トンネルの入り口、武器工場などがあり、大量のロケット弾などが保管されていた。敷地内にはハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル氏の弟でハマスの司令官を務めるムハンマド・シンワル氏のオフィスもあったという。イスラエル軍の基地などの模型も見つかったとしている。

 ロイター通信によると、ガザ地区ではハンユニスや南部ラファなどで戦闘や空爆が続いており、人道危機が深刻化している。ガザの保健当局は4日、これまでの戦闘による死者は2万7365人になったと発表した。

 カタールなどの仲介で交渉が進んでいる休戦案を巡っては、ハマス内部で検討が続いている模様だ。ハマスは4日夜にも提案に対する回答を示すとの観測が出ていたが、その後、ハマスが回答を延期したと報じられた。

 休戦案は、約6週間の休戦期間中にハマスが人質を段階的に解放する一方、イスラエルが拘束中のパレスチナ人を釈放する内容。ハマス幹部は4日、ハマスが運営するテレビで「最終協議」を続けていると明らかにした。ハマスは休戦合意に「恒久的な停戦」を盛り込むべきだと主張している。また、イスラエルに対し、釈放するパレスチナ人の人数を増やすよう求める意向だとの報道もある。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は4日、「我々はどんな取引にも合意するわけではないし、いかなる代償も払うつもりはない。テロリストの釈放に合意したかのように報じられているが、断じて同意しない」と強調。改めて「ハマス壊滅」を目指すと語った。【カイロ金子淳】

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