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スズキ食堂でインド・ベジタリアン料理 外国人従業員の活躍図る


 レストラン事業や弁当販売の鳥善(浜松市)は、スズキ本社の社員食堂で、本格的なインドのベジタリアン(菜食主義者)料理の提供を始めた。スズキは技術部門を中心にインドをはじめとする外国人従業員が活躍している。食の多様性を確保して、外国人従業員が生き生きと働く環境をつくるために鳥善と連携した。【山田英之】

 鳥善は簡易な調理でインドベジタリアン料理を提供できる給食事業者向けのキットを開発。スズキのインド出身従業員に昨秋から3回食べてもらい、アンケートをして意見を反映させた。

 スズキ本社で1日、3種類のカレーの試食会があり、鈴木俊宏社長、中野祐介市長も試食した。インド出身でベジタリアンのポルリ・ニキルさん(30)は自動運転のソフト開発にかかわるエンジニア。カレーを食べて「インドはベジタリアンが多い。東西南北の各地域で料理の味は全然違うけれど、おいしかった」と笑顔だった。

 中野市長は「浜松はスズキをはじめとしてインドとのつきあいが深い。インドのみなさんに選んでもらえるまちづくりをしたい」と言う。鈴木社長は「インドに限らず多国籍の従業員がいる。食を通じて互いに理解し合う環境をつくりたい。日本の将来を考えると多様性に対応するのは重要なことだ」と考えている。

 今後、外国人向けのメニューをさらに充実させる。将来的には外国人従業員の食の環境に課題を抱える全国の企業に、外国人向けの料理を提供するサービスを鳥善とスズキで検討する。

 鳥善の伊達善隆社長は「国内の労働人口が不足する中で、食の環境を整えることで優秀な外国人人材の獲得に寄与したい」と語った。

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