将棋の第73期ALSOK杯王将戦七番勝負（毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、ALSOK特別協賛）の第6局が3月9、10日に掛川市の掛川城二の丸茶室で開かれるのを前に、市は前夜祭の参加者を募集している。
藤井聡太王将は挑戦者の菅井竜也八段に開幕戦から3連勝。王将位3連覇と、大山康晴十五世名人を超えるタイトル戦20連覇の新記録に王手をかけている。七番勝負で先に4勝した棋士が勝者になる。第5局までに決着がつき、対局が実施されない場合、前夜祭を祝賀会に変更する。大盤解説会の代替イベントとして王将を招いたトークショーを開く。
3月8日午後6時半から掛川グランドホテルである前夜祭は、両対局者との懇親会などがある。祝賀会になった場合は王将だけが来場予定。定員60人程度。参加費1万6500円（飲食代含む）。申し込み条件は祝賀会になっても参加できること。
9、10日の午前、午後の指し始め5分間は対局を見学できる。対象は市内在住の小中学生。定員は各回10人。参加無料。
大盤解説会は9日午後2時から封じ手までと、10日午前10時から終局まで。市内の大日本報徳社大講堂で、プロ棋士が解説する。定員は各回80人。9日は参加費2500円、10日は4500円。中学生以下は無料。
王将戦に関連して掛川こども王将戦が2月24日午前9時半から、市役所で開かれる。対象は小学1年～中学3年。定員は上級、中級、初級の各クラス20人。参加無料。優勝者は前夜祭（または祝賀会）で、王将から表彰される。
締め切りはいずれも2月9日。申し込みは市公式ホームページから各催しの申し込みフォームで。応募多数の場合は抽選。代替イベントを開催する場合、大盤解説会と対局見学会の当選者のうち希望者の中から再抽選をして参加者を決める予定。
前回第72期の王将戦第1局前夜祭（定員20人）は約100倍の1979人が応募。市は定員を30人に増やして当選を通知した。
問い合わせは市文化スポーツ振興課（0537・21・1126）。【山田英之】
