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ブロッコリー、国民生活に重要な「指定野菜」に 半世紀ぶり追加


 農林水産省は2026年から、国民生活に重要な「指定野菜」にブロッコリーを追加する。新規の追加は1974年のバレイショ(ジャガイモ)以来、半世紀ぶりとなる。

 22年の国内産ブロッコリーの出荷量は15万7100トン、2人以上の世帯の購入量も4850グラムで、いずれも10年前と比べ3割ほど増加している。多くの野菜の出荷量は横ばいか減少傾向だが、ブロッコリーは右肩上がりだったことから、キャベツやタマネギなど14品目の「指定野菜」への仲間入りが決まった。

 指定野菜になると、価格が下落した際、生産者に支払われる補助金が手厚くなることから、供給量と価格の安定が期待されている。

 種苗大手「サカタのタネ」(本社・横浜市)によると、ブロッコリーの原産地はヨーロッパ地中海沿岸部で、70年代にアメリカで生産が広まった。その後、日本国内でも気候に合わせた品種改良が進んだ。近年は、大きくて重たい野菜と比べて収穫作業が楽になるため、高齢化が進む農家の転作が増えているという。

 少ない糖質でたんぱく質が多いほか、ビタミンも豊富に含むため、ここ数年は筋肉トレーニング期間に摂取する「筋トレ飯」の食材として、注目を集めている。日本ボディビル・フィットネス連盟によると、電子レンジで簡単に調理ができる手軽さから、減量中に取り入れる選手は少なくないという。【菅野蘭】

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