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藤井王将「玉が安定した形で戦いを起こせた」 王将戦第2局一問一答


 佐賀県上峰町の大幸園で20日から繰り広げられた第73期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第2局は21日、藤井聡太王将(21)が挑戦者の菅井竜也八段(31)を113手で破り、開幕2連勝とした。藤井王将は終局後、「こちらの玉が安定した形で戦いを起こすことができた」と、中盤を有利に進めたことが勝因につながったと振り返った。

 互いに駒組みを終えた後の1日目午後は、長考の続くゆったりした展開になった。堅い穴熊に組んだ藤井王将は「玉を固めることはできたが、攻め駒が少なくなってしまう懸念もあったので、うまく手を作っていけるかどうかがポイント。駒がちょっと偏った陣形なので、どう動きを見せるか難しいところかなと思っていました」と述べ、攻めの形に苦慮していたことが長考につながった。

 菅井八段は4五桂(46手目)を敗着に挙げたが、藤井王将は「一手一手難しい。後手の8四の角を押さえ込めるかどうかがポイント」と後手角の封じ込めを目標に据え、その方針に沿って8六歩(53手目)とプレッシャーをかけつつ、7七銀引と守りを固める余地を作ったという。その後、4二歩(73手目)と「と金」作りを目指した一手で、「と金を作って攻めがつながる形ができた」と優勢を意識したという。

 27日から第3局が島根県大田市の国民宿舎さんべ荘で指される。「すぐにあるので、しっかり状態を整えて臨みたい」と油断なく構えた。【丸山進】

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