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PCR検査キット巡る投資詐欺容疑で会社社長ら逮捕 32億円集金か


 架空の新型コロナウイルスのPCR検査キット販売事業への出資名目で約6000万円を詐取したなどとして、警視庁生活経済課は18日、医療関連会社「アイチェック」(東京都中央区)社長、金子賢一(44)=中央区勝どき4=と、コンサルティング会社役員、入江正和(50)=港区浜松町1=両容疑者ら男性6人を詐欺と金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕したと発表した。

 金子容疑者らは2022年3~11月、計135の個人や法人から計約32億3600万円を集めていたという。PCR検査キット販売事業に実態はなかったとみられ、生活経済課が集めた資金の流れを調べている。

 6人の逮捕容疑は23年3~9月ごろ、「元本保証で、月に出資額の5~8%を配当する」などとうたい、PCR検査キットの販売事業への出資を募り、国の許可を受けずに東京都の男性会社役員ら5人から計約4億円を集めたとしている。金子、入江両容疑者らは、このうち3人から計6000万円をだまし取ったとされる。生活経済課はいずれの認否も明らかにしていない。

 生活経済課によると、アイチェック社は20年12月の設立後、新型コロナの無料検査所を運営するなどしていた。PCR検査キットを巡る手法は、金子容疑者が考案したとみられる。入江容疑者を介して「補助金で5倍近くの利益が出る」「コロナはいつ収束するか分からない」などと勧誘し、中には17億円超を出資した法人もあったという。

 当初は配当があったが、次第に滞り、出資者らが23年3月ごろに警視庁に相談していた。生活経済課は集めた資金を新たな出資者への配当に回していたほか、一部を別事業の負債返済などに充てていたとみている。【加藤昌平】

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