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伊達政宗の書状、新たに見つかる 妻木頼利宛て、細川忠利と交流も


 山形大の松尾剛次名誉教授(日本中近世史)は11日、戦国大名で初代仙台藩主・伊達政宗の新たな文書を兵庫県立歴史博物館(姫路市)で発見したと発表した。政宗が晩年使っていた花押(サイン)があることや書状の内容、他の史料の記録から、江戸時代の寛永12(1635)年に政宗から旗本の妻木頼利に宛てた書状と推定した。

 文書は現代語訳で「3月16日朝、(戦国大名の)細川忠利が(江戸にあった政宗邸を)訪問するので、先約がなければ妻木もご一緒しないか」との内容。松尾氏は「妻木氏は大名ではなく(石高が)7500石の旗本で、政宗は62万石の大名。細川忠利も肥後熊本藩54万石の初代藩主であることから、政宗が家格の違いを気にせずに、交流していたことがわかる史料だ」と解説した。

 書状は縦約35センチ、横約43センチ。2019年に個人から同博物館に寄託された。傷みが激しく読み解けない部分があることから、日本中世史に詳しい松尾氏らが解読した。【神崎修一】

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