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埼玉で水道メーター盗難多発 金属転売目的か、自治体「警戒を」


 埼玉県内各地で、水道使用量の検針に使われる水道メーターの盗難が相次いでいる。銅など金属類の転売目的とみられ、被害が発生した自治体が注意を呼び掛けている。

 水道メーターは、銅などの合金「砲金」で作られており、戸建て住宅の地面に埋められたメーターボックスや、集合住宅の扉付近などに設置されている。検針のために比較的目に付きやすい場所にあることが多く、被害に遭ったさいたま市水道局の担当者は「施錠するわけにもいかず、対策のしようがない」と頭を抱える。

 同市では2023年11月以降、断続的に盗難が発生し、12月26日までに計44個が盗まれ、被害額は約25万円に上る。市水道局によると、被害が多発したのは岩槻区内の新築住宅の建設現場。入居済みの住宅のほか、建設中、売り出し中の住宅でも盗まれたという。西区や中央区でも同様の被害があった。

 盗難時には水道管のバルブが閉められることが多く、入居者が「昨夜までは水道が使えていたが、朝になって水が出なくなった」などと訴えて発覚したケースもあった。同市は岩槻署などに被害届を提出した。

 県内では、他にも朝霞市や和光市、上尾市など複数の自治体で盗難被害が発生。各自治体がホームページなどで注意喚起している。

 近年、金属スクラップの買い取り価格が高止まりしており、こうした金属製品を狙った窃盗被害が増加している。県警生活安全総務課のまとめでは、非侵入窃盗のうち、金属の盗難被害は1~11月で664件発生。前年同期比で約6割増となっている。【田原拓郎】

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