
仙台市の郡和子市長は4日、市内で幹部職員ら約150人に年頭の訓示を行い、能登半島地震の被災地に対して「支援できることがあれば躊躇(ちゅうちょ)なく、積極的に対応できるよう各部署で感度を高くしてほしい」と指示した。2011年の東日本大震災で全国から支援を受けたことに触れ、「経験や知識を生かし、被災自治体に貢献する責務がある」と強調した。
仙台市水道局は2~3日、断水が発生した新潟市から要請を受け、給水車や配水管の復旧に当たる職員らを派遣した。被災各地では避難所運営や罹災(りさい)証明書発行などの業務でも長きにわたる支援が必要になると想定されるため、仙台市は応援要請があればすぐに対応できるよう準備を進めるという。【土江洋範】