防衛省は22日、海上自衛隊で階級が最も高い海将に、近藤奈津枝・海将補(57)を昇任させる同日付の人事を発表した。陸海空の自衛隊で最高位の将クラスに女性が就くのは初めて。併せて近藤氏は大湊地方総監部(青森県)トップの地方総監に任命された。
近藤氏は山口県出身で山口大を卒業後、1989年に海自入り。2016年に海将補に昇任し、統合幕僚監部首席後方補給官や大湊地方総監部幕僚長などを経て、22年12月から海自幹部候補生学校(広島県)で学校長を務めていた。
大湊地方総監の泉博之・海将は退職する。【松浦吉剛】