トヨタ自動車の子会社のダイハツ工業で車両の安全性を確認する衝突試験で不正があった問題を巡り、ダイハツ工業は20日、原因究明などを進めていた第三者委員会(貝阿弥誠委員長)の報告書を公表した。不正行為は計174あった。
不正行為が確認された車種は、すでに生産を終了したものも含め、64車種、3エンジン(生産・開発中、生産終了車種の合計)に上る。なかにはダイハツブランドの車種に加え、トヨタやマツダ、SUBARUへOEM(相手先ブランドによる受託生産)供給している車種も含まれるという。
詳細は同日午後、記者会見で発表する。【山下貴史】