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部員大量転校 相生学院高サッカー部元監督を出場停止1年間 高体連


 広域通信制・単位制の私立・相生学院高(本校・兵庫県相生市)サッカー部で監督が部員への「パワハラ」などを理由に更迭され、数十人の部員が元監督の新しい契約先となった同制度の私立高に転校した件に絡み、全国高校体育連盟(全国高体連)が元監督に主催大会への1年間の出場停止を科したことが関係者への取材で判明した。全国高体連は2014年施行の「体罰根絶全国共通ルール」を適用したが、元監督は処分に納得せず、全国高体連に不服を申し立てる構えだ。

 同ルールは体罰を行った指導者について「各教育委員会または各学校の指導措置・処分等が確定後1年間、高体連主催大会に出場できない」などと定めている。

 適用を受けたのは上船(うえふね)利徳氏(31)。自身が代表を務める合同会社が相生学院高と業務提携した20年9月以降「プロ選手養成」を活動方針とする同校サッカー部を指導してきた。

 同校は23年10月18日にホームページで、当時監督だった上船氏を同16日に解任したと発表。森和明理事長(72)によると、部員へのパワハラなど不適切な指導があったという。

 複数の関係者によると、兵庫県高体連は同校の報告書に基づいて同24日に全国高体連に報告。全国高体連は11月22日までに上船氏への同ルールの適用を決め、文書は同30日に同校に届いた。全国高体連は毎日新聞の取材に、認定した体罰などの内容について「個人情報なので公表しない」としている。

 出場停止期間は10月10日から1年間。同ルールを適用された指導者は高体連の主催大会に1年間出場できないが、普段の指導などは各校の判断に任せられている。

 上船氏と契約を結んだAIE国際高(同県淡路市)や上船氏によると、10月中旬以降に相生学院高から66人の転校を受け入れ、サッカー部は11月9日に発足、上船氏は総監督に就任した。

 上船氏は12月7日に全国高体連の文書を相生学院高経由で郵送で受け取ったといい「具体的に何が問題行為なのか文書に書かれていないし、パワハラや体罰などの問題行為はなかったと思っている」として、全国高体連会長宛ての不服申立書を提出する意向を示している。【来住哲司】

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