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佐賀・吉野ケ里遺跡、国内最古級の青銅鋳型出土 謎のエリアから


 佐賀県は4日、弥生時代の大規模環濠(かんごう)集落で知られる吉野ケ里遺跡(吉野ケ里町、神埼市)で、青銅器製造に使う鋳型など3点が出土したと発表した。弥生時代中期のもので国内最古級とみられる。県は「当時の最先端の鋳造技術を取り入れていた遺跡であることが改めて確認された」などとしている。

 県によると、出土したのは剣と矛の鋳造に使われる蛇紋岩の鋳型(幅4・6センチ、長さ9センチ、厚さ1・6センチ)と、剣の製造に使う石英斑岩の鋳型(幅6・5センチ、長さ8・8センチ、厚さ2・8センチ)。溶けた金属を入れる「るつぼ」などとみられる土器(幅、長さ各6センチ、厚さ5・6センチ)も見つかった。

 いずれも2022年から発掘調査を進めている遺跡中央部の「謎のエリア」と呼ばれる神社跡で9~10月に出土した。吉野ケ里遺跡ではこれまで青銅器鋳型は7点発見されていたが、蛇紋岩の鋳型の出土は初めて。県は「当時の青銅器鋳造の先進地だった朝鮮半島の鋳型と近い石材を求めた可能性がある」としている。【五十嵐隆浩】

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