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トランプ氏出頭の拘置所で1カ月5人死亡 暴力や過剰収容で悪評も


 米南部ジョージア州フルトン郡の拘置所で7月末以降、被収容者の死亡事案が5件相次いだ。トランプ前大統領が8月に起訴後の手続きのために出頭し、保釈条件を満たせなければ収容される可能性があった拘置所だが、暴力事案の多発や過剰収容で悪評が高く、司法省が7月に実態調査に乗り出した後も問題は深刻化している。

 拘置所を管理する郡保安官事務所によると、8月31日、被収容者同士が口論になり、男性(23)が刃物で刺されて死亡、4人が負傷した。男性は2023年1月、コカイン所持や暴行などの容疑で逮捕後に収容されていた。米メディアによると、7月31日以降、男性以外に計4人が施設内で意識不明の状態で見つかり、いずれも死亡した。死因や事件性は明らかではない。

 同拘置所では22年9月、精神疾患のある被収容者の男性が、独房内でトコジラミ(別名・南京虫)やゴミにまみれた状態で死亡しているのが見つかった。23年7月時点で定員2652人に対して2725人が収容されるなど過剰収容も常態化。暴力事案が相次いでいたこともあり、司法省は23年7月13日に拘置所の実態調査に乗り出したが、その後も死亡事案が続いた。

 トランプ氏は8月14日、20年大統領選の同州での敗北を覆すために州当局に違法に干渉したとして、州の組織犯罪処罰法違反などの罪で起訴された。24日に拘置所に出頭して指紋採取などの手続きをしたが、20万ドル(約2900万円)の保釈保証金支払いや証人を脅迫しないことなどを条件に保釈された。トランプ氏との「共謀」で起訴された18人のうち1人だけが勾留されたが、8月30日に保釈された。ただ、トランプ氏らが保釈条件に違反した場合、勾留される可能性もある。【ワシントン秋山信一】

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