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牛66頭襲撃のヒグマ「OSO18」を7月末に駆除 北海道が発表


 北海道東部の標茶町と厚岸町で2019年から放牧中の牛66頭を襲撃し、コードネーム「OSO(オソ)18」として警戒されてきた雄のヒグマが7月末、両町に隣接する釧路町で駆除された。道が22日、発表した。

 道によると、釧路町仙鳳趾(せんぽうし)で7月30日午前5時ごろ、ハンターがヒグマ1頭を駆除した。道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所(札幌市北区)で18日、このヒグマの体毛のDNA型を鑑定し、過去に採取したオソのDNA型と一致したという。駆除した場所は、オソがこれまで出没していたエリアより南へ10キロほど外れていた。

 駆除されたオソは体長約2・1メートル、体重は推定約330キロ。初めて牛が襲われた場所の地名と、大きな前脚跡(幅18センチ)がコードネームの由来だったが、前脚は実測で幅20センチあった。

 7月末はヒグマの猟期ではなかったが、数日前から牧草地をうろつき、人を見ても逃げなかったため、道が有害駆除の目的で許可を出し、ハンターが駆除したという。

 オソはこれまで66頭の牛を襲い、このうち32頭の命を奪った。標茶町や厚岸町は箱わなを仕掛けて捕獲を試みていたが、警戒心が強くわなに掛からなかった。今年は6月24日に標茶町上チャンベツの育成牧場で育成牛1頭が襲撃されて死んで以降、被害が途絶えていた。両町は移動経路とみられる獣道などにモニターカメラや体毛を採取するヘアトラップなどを設置して捕獲に向けた体制を強化していた。【本間浩昭】

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