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まるで神殿に迷い込んだよう 新潟の山中にあるトンネルが話題に


 まるで神殿の回廊か遺跡―――。新潟県新発田市の県道335号にある、雪崩対策のために道路を覆うトンネル(スノーシェッド)が、SNS(ネット交流サービス)で写真映えするスポットとして注目されている。通称「東赤谷連続洞門」。幻想的と評判の洞門を見に、車を走らせた。【池田真由香】

 短文投稿サイト「X」(ツイッター)に2020年9月、洞門内で撮影した3枚の写真が投稿された。「神秘的」「ファンタジーの世界」と話題になり、3・3万もの「いいね」が。徐々にドライブやツーリング先として、観光客が訪れるようになった。

 新発田地域振興局によると、洞門は1941年に開通した鉄鉱石を運ぶ専用鉄道のなごり。日鉄鉱業赤谷鉱山から蒸気機関車が走っていたが、電化に伴い56年に廃線。現在は整備され、県道として使われている。

 新潟市中心部から車で1時間ほど。ケータイの電波が入らない、青々とした山に囲まれたところにある。外からはごく普通のトンネルに見える。中に入ると昼間でも薄暗く、逆U字型の柱が続く。柱の間から光が差し込むものの、カーブしていて先が見通せず、どこまで続くかわからない。神殿に迷い込んだかのようだ。山あいで日陰の洞門内は、真夏でも涼しく感じた。

 約900メートルほどの間に4つの洞門があり、門内は車がすれ違えないため相互通行だ。見通せない真ん中の2つの前には信号機がある。

 数分で通りすぎてしまうが、抜けた先には加治川にかかる飯豊川橋梁が残っており、鉄道が走っていた名残を感じる。さらに車を走らせると加治川ダムにたどり着いた。

 県によると、9月末まで午後8時から午前5時の間は洞門の補修工事のため通行不可。また例年11月下旬ごろからは積雪のため通行止めになるという。

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