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7月の熱中症死86人 8割エアコン使用せず 東京23区


 7月の東京23区内の熱中症による死者数が86人(速報値)に上ったことが2日、都監察医務院への取材で判明した。同院が公表している2006年以降の統計によると、10年(137人)、18年(127人)に次ぐ3番目の多さ。約8割はエアコンがないか、使用していない状態の屋内で発見され、亡くなっていた。

 発見された場所は屋外7人、屋内79人。屋内で見つかった人についてエアコンの利用状況を確認すると、未使用51人▽なし17人▽使用10人▽不明1人――だった。

 気象庁によると、7月の都内の平均最高気温は、観測開始以降最も高い33・9度だった。23区内で熱中症によって127人が亡くなった18年は32・7度を記録していた。同院は「湿度などの条件も影響するが、気温の高い日が続くと熱中症死者が多くなる傾向がある」としている。

 山形県米沢市では7月28日、部活動帰りの女子中学生が熱中症の疑いで死亡する事案が起き、文部科学省は学校での熱中症対策の徹底を求める通知を教育委員会などに出した。これを受けて都教委は8月1日、都立学校に対し、熱中症の未然防止や影響を指導者が十分に認識した上で指導に当たる▽部活を含む体育活動中だけでなく前日までに体調を整えて参加するよう指導する▽活動中には原則マスクを着用しない――などの注意事項を徹底させるよう通知した。【秋丸生帆】

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