毎日新聞は22、23の両日、全国世論調査を実施した。マイナンバーカードについてメリットを感じるか尋ねたところ、「あまりメリットを感じない」(34%)と「全くメリットを感じない」(17%)を合わせて50%で、「大いにメリットを感じる」(12%)と「ある程度メリットを感じる」(29%)を合わせた41%を上回った。「マイナンバーカードを持っていない」は8%だった。
また、「マイナンバー制度に不安を感じるか」との質問には、63%が「不安を感じる」と回答し、「不安は感じない」は25%にとどまった。「どちらともいえない」は11%だった。6月の前回調査でも「不安を感じる」が64%を占めており、国民のマイナンバー制度への不信感は続いているようだ。
調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯524件、固定498件の有効回答を得た。(数値は四捨五入)【野原大輔】