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SNSで大反響の「味のしない飴」 “前代未聞”に挑んだローソン


 時代が求めるのは虚無の味――? ローソンが11日に発売した「味のしない?飴(あめ)」が人気を集めている。新型コロナウイルス対策で「口の中を潤わせたい」という消費者向けに開発したが、その不思議な口当たりがSNS(ネット交流サービス)上で「虚無の味」と大反響を呼んでいる。

 「味のしない?飴」は、ローソンが大手菓子メーカー「カンロ」に商品化を持ちかけ、カンロが開発、製造した。

 原材料は「食物繊維(ポリデキストロース)」と、一部の発酵食品に含まれる糖質の「エリスリトール」のみ。1粒(3・4グラム)当たり3・1キロカロリーに抑えた。価格は1袋(24グラム)で税込み189円。

 なぜ“味のしない飴”なのか。ローソンによると、コロナ禍でマスク着用時に「口の中を潤わせたい」と、のど飴を買う人が増加した。ところが、消費者からは「甘い飴を食べ続けるのは苦手」「マスクをしているので、ミント味は目にしみる」といった声が寄せられたため、「味のしない?飴」を企画したという。

 昨年10月に「ありそうであまりなかった商品」として期間限定販売したところ、同社のツイッター公式アカウントを通じたテスト商品の人気投票(有効投票数約6000票)で1位に輝いた。

 今月11日から本格的に販売を始めると、その不思議な口当たりに、SNSで話題が沸騰。実際に食べた人からは「最新型謎エンターテインメント」「まさに『虚無味』のキャンディー」といった声が上がっている。

 ローソンの商品開発担当者は「前代未聞の商品だったため、社内でもさまざまな意見があり商品化に時間がかかった。『味のしない?』ことが少しでも皆様の生活の豊かさに貢献できれば幸いです」と話している。【本橋敦子】

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