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オス猫の後を付けると面白い場面に… 岩合光昭さん、大阪で写真展


 動物写真家・岩合光昭さん(72)による「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」が、大阪市北区の阪急うめだ本店で開催されている。色づいた紅葉の下や冬の朝市で商品棚の隙間(すきま)でたたずむ姿など、四季の風景とそこで暮らす猫の表情をとらえた見応えある作品だ。

 通天閣や法善寺など大阪で撮影した9点を含む、16都道府県の156点を展示。岩合さんがNHK・BSプレミアムの番組で訪れた各地で撮影したものを集めた。

 これまで北極圏やアフリカなど世界中で野生動物を撮影してきた岩合さんにとって猫は特別な存在。「話しかけながら距離を詰めることができる」といい、撮影時は「おはよう、いい子だね」「喉、渇いたよね。水を飲む?」と必ず話しかける。

 通天閣での撮影は「明け方に猫が現れるまでジッと待っていた」という。「番組スタッフにも『肩の力を抜いて』と話した。こちらが気を張っていると猫に伝わってしまうので」と振り返る。

 猫の撮影のテクニックを少し聞いた。まず撮影地に着くと高い場所から街を見渡し、人出が少ない「人間の動きがゆっくりした所」に目星を付ける。子育てなどで縄張り意識が強いメスはあまり動き回らないことが多く、「自己主張が強いオス猫の後を付けると面白い場面に出くわす」と明かす。

可愛い写真を撮るコツは↵

 そして猫の最大の魅力でもある「可愛い」を撮るコツは「顔だけを撮らない」ことだ。「ちょこんとした前脚、光が当たって体の輪郭が美しく感じるなど、可愛いポイントは顔だけじゃない」と強調する。「自分が思う『可愛い』ではなく『猫自身が放つ可愛さ』を感じ取って」と呼びかけた。

 8月7日まで。一般800円、小学生から高校生まで600円。問い合わせは阪急うめだ本店(06・6361・1381)。【前本麻有】

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