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中国、6月の若者失業率は過去最悪 GDP6.3%増も景気回復鈍化


 中国国家統計局が17日発表した2023年4~6月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比6・3%増だった。成長率は1~3月期(4・5%増)より加速したが、前年にあった新型コロナウイルスの感染拡大に伴う上海市の都市封鎖(ロックダウン)の反動増の影響が大きい。前期比では0・8%増と1~3月期(2・2%増)を下回り、景気回復の鈍化が鮮明となっている。

 GDPと同時に発表された経済指標によると、1~6月の鉱工業生産は前年同期比3・8%増だった。電気自動車など新エネルギー車や太陽光電池などが好調だったが、半導体やスマートフォンが伸び悩んだ。個人消費の動向を示す社会消費品小売総額は1~6月は8・2%増と、1~3月の5・8%増から加速したが、月次ベースでは6月は3・1%増と、5月の12・7%増から伸び幅が大きく縮小した。6月の16~24歳の若者の失業率も21・3%と過去最悪を更新し、消費者心理の悪化を招いている。

 民間企業の設備投資やインフラ投資を含む固定資産投資は1~6月は3・8%増で、1~3月の5・1%増から減速。このうち不動産投資は、住宅不況の長期化を反映して1~6月は7・9%減と1~3月(5・8%減)よりマイナス幅が拡大した。

 1~6月の輸出(人民元ベース)も2・1%増と1~3月(8・4%増)より伸び幅が縮小し、月別では5月以降、前年実績割れとなっている。中国経済は力強いけん引役を欠いている。【北京・小倉祥徳】

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