starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

囲碁 過去最大の年齢差"83歳7カ月"対局、実現せず 体調不良で


 囲碁の女流名人戦予選で、プロ棋士の現役最年長である杉内寿子八段(96)と、2番目に若い柳原咲輝初段(12)の対局が13日、東京・市ケ谷の日本棋院で予定された。年齢差が83歳7カ月と公式戦で過去最大となる対局として注目されたが、杉内八段の体調不良により柳原初段の不戦勝となった。80歳差を超える初の対局は盤を挟むことなく終わった。

 杉内八段は1942年にプロ入りし、現役生活は80年を超える。一方、柳原初段は今年4月1日付で棋士になったばかりの新人。日本棋院によると、対局開始まであと30分を切った13日午前9時半過ぎ、杉内八段の家族から「今日は体調不良でお休みします」と連絡が入ったという。規定により、柳原初段は対局開始時刻から1時間後の午前11時、不戦勝が正式に決まった。

 曽祖母ほどの年代の棋士との対局が組まれたことについて柳原初段は13日午前、報道陣に「本当にびっくりしました」と振り返り、「対局するのを楽しみにしていたので本当に残念です。機会があれば戦ってみたいです」と語った。

 日本棋院によると、歴代1位の年齢差対局は、杉内八段の夫雅男九段(2017年に97歳で死去)が大西竜平七段(23)と16年に対戦した際の79歳4カ月差。将棋界では、加藤一二三九段(83)と藤井聡太名人(20)が16年に対戦した62歳6カ月差が最大。【丸山進】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.