starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

米大統領「ウクライナのNATO加盟は時期尚早」 戦争終結後の認識


 バイデン米大統領は9日放送の米CNNテレビのインタビューで、ロシアの侵攻を受けるウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟について「時期尚早だ」と述べた。侵攻が続く中での加盟は「NATOとロシアの戦争になる」と指摘し、加盟にはウクライナでの戦争を終結させる必要があるとの認識を示した。

 NATO加盟も含めたウクライナへの長期的な安全保障の提供は、11~12日にリトアニアの首都ビリニュスで開かれるNATO首脳会議の主要議題になっている。

 NATOの北大西洋条約第5条は、加盟国が攻撃を受けた場合は全体への攻撃と見なし、集団的自衛権を行使して防衛することを定めている。バイデン氏はインタビューで「ロシアとの戦争さなかの今、ウクライナの加盟についてNATO内の意見が一致しているとは思わない。加盟国に投票を求めるのは早過ぎる」と強調した。

 さらに、バイデン氏は加盟問題について、ウクライナのゼレンスキー大統領と「時間をかけて話し合った」と言及した。その上で、「ウクライナには民主化やその他の問題を含めて満たすべき要件があり、加盟には時間がかかる」と指摘。ゼレンスキー氏には「加盟までの間は米国がイスラエルに実施しているような安全保障を提供する用意がある」と説明したという。

 また、バイデン氏は2021年6月にスイス・ジュネーブでロシアのプーチン大統領と会談した際に、プーチン氏から「ウクライナをNATOに加盟させないことの確約を求められた」と明かした。バイデン氏はNATOの「門戸開放」の方針を説明し、プーチン氏の要求を拒否したという。【ワシントン鈴木一生】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.