佳子さま、改修後の秋篠宮邸に入居せず 工事費節減で私室設けず

　宮内庁は6月30日、秋篠宮家の次女佳子さまが、2022年9月に改修工事を終えた宮邸に入居せず、工事中に仮住まいした建物に引き続き暮らされていることを明らかにした。工事の経費を節減するため、宮邸に佳子さまの私室を設けなかったという。

　秋篠宮家の側近部局トップの加地隆治皇嗣職大夫が定例記者会見で説明した。

　宮邸は秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となったことに伴い、総工費約30億円をかけて改修工事が行われた。当初、結婚前の長女小室眞子さんを含む家族5人の部屋を宮邸内に維持することになっていたが、改修規模を小さくして経費を削減するため、眞子さんと佳子さまの私室を設けず、工事終了後も仮住まいの「御仮寓所（ごかぐうしょ）」に暮らすことにした。

　現在、建物は宮内庁職員の執務スペースも入る分室となっている。眞子さんは21年10月に結婚して皇室を離れたため、佳子さまは分室の私室部分で1人で暮らしているという。【高島博之】