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米機密のSNS流出 空軍州兵をスパイ防止法違反などで起訴


 米国の機密資料がネット交流サービス(SNS)上に流出した問題で、東部マサチューセッツ州ボストンの連邦大陪審は15日、空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者(21)をスパイ防止法違反(国防情報の不当送信など)をはじめ計6件の罪で起訴した。司法省によると、テシェイラ被告は2022年1月ごろから1年以上にわたって、最高機密を含む国防・外交関連の情報を流出させていた。

 司法省などによると、テシェイラ被告は19年9月に空軍州兵に入り、通信システムの保守・管理の技術者として勤務した。21年に最高機密へのアクセス権限を取得。22年1月ごろから、同州のオーティス空軍州兵基地で機密文書の内容を書き写して外部に持ち出し、SNS「ディスコード」上で他のユーザーに内容を教えるようになった。情報機関が収集した最高レベルの「機微区画情報(SCI)」を含む機密文書の画像を基地内で撮影し、SNSに投稿した事例もあった。米メディアによると、流出した情報にはロシアのウクライナ侵攻の戦況や分析、米国の対外情報収集の内容などが含まれていた。

 テシェイラ被告は有罪になった場合、最高で禁錮10年の判決を受ける可能性がある。連邦検察幹部は15日の声明で「機密へのアクセス権限がある人には、国や軍・情報機関の要員、市民、同盟国の安全を守るために情報を保護する義務がある」と強調した。

 機密情報は当初、ディスコードの参加者限定のチャットルームで共有されていたが、今年2月ごろからツイッターなど他のSNSに流出。米メディアも4月に情報流出を報じ、連邦捜査局(FBI)が4月13日にテシェイラ被告をスパイ防止法違反などの容疑で逮捕していた。【ワシントン秋山信一】

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