蔵書40万冊のジュンク堂書店大分店、7月末閉店 28年の歴史に幕

　ジュンク堂書店大分店（大分市中央町2）は9日、7月31日で閉店することを発表した。入居している商業ビルとの契約が満了するため、閉店を決めたという。1995年に大分市中心部に出店して以来、長年県民に親しまれてきたが、約28年で幕を閉じることになった。

　ホームページなどによると、同店は1995年1月21日、大分市中央町にあった商業施設「大分フォーラス」に九州地区第1号店としてオープン。大分フォーラスが2017年2月に閉店したことに伴い、現在の商業ビルに移転した。

　1～5階で営業し、売り場総面積は延べ約1320平方メートル。蔵書数は約40万冊を誇り、専門書から雑誌や漫画まで幅広い品ぞろえだった。

　店舗を運営する丸善ジュンク堂書店（東京都中央区）は「今後の再出店については今のところ未定ですが、引き続き情報の収集を続けて参ります」とコメントした。【石井尚】