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「息子が塞ぎ込み…」 立てこもり、父親が漏らした容疑者の一面


 「無口でおとなしい性格だった」「まさかこんな事件を起こすなんて」。青木政憲容疑者(31)について、近隣住民らはそう口をそろえる。

 住民らによると、政憲容疑者は3人きょうだいの最年長で、小中学校時代は野球に打ち込む活発な一面もあった。高校は近隣市にある県立校へ通い、首都圏の大学に進学。地元に戻ってからは、両親らと4人暮らしで、家業の農園を手伝っていたという。

 父親の青木正道・前市議会議長は農薬販売などを手がける会社も経営する。2019年に同県軽井沢町でジェラート販売店を始め、その後、中野市内に開いた2号店では政憲容疑者も母親と働いていた。ジェラートは同市の「ふるさと納税」の返礼品にも採用され、店は盛況だったという。

 一方、政憲容疑者はここ数年、消防団や祭りの保存会といった地域の活動に顔を出さなくなっていた。猟銃所持の許可を持っていたが、県猟友会の関係者は「(政憲容疑者は)『一緒にやりたくない』と言って、地元の猟友会に登録していなかったようだ」と話す。

 そんな政憲容疑者の様子を案じてか、正道前議長は周囲に「息子がふさぎ込んでいる」と漏らすこともあったという。一家を知る男性(63)は「両親はいずれは任せたいという気持ちで、農園を『マサノリ園』と名付けたようだが、本人はやる気がないように見えた。最近は会ってもあいさつをしなくなった」と振り返る。【春増翔太、千脇康平、宮崎隆】

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