KDDIは22日、携帯電話の格安ブランド「UQモバイル」の新料金プランを発表した。データ容量20ギガバイトと1回10分以内の無料通話が付いた月額3278円(税込み)の「コミコミプラン」で、6月1日から導入する。
また、毎月のデータ利用に応じ1ギガバイト以下が2277円、1~15ギガバイトが3465円となる「トクトクプラン」も用意する。KDDIの電気などを使った割引が適用されると、1ギガバイト以下が990円、1~15ギガバイトが2178円となる。
いずれのプランも使わなかったデータ量を翌月に繰り越すことが可能。既存プランの新規受付は6月以降停止するが、すでに契約している場合は引き続き利用できる。
新プランは月額2970円で20ギガバイトまで使えるNTTドコモの「ahamo(アハモ)」などを意識した。特に楽天モバイルが今月12日にKDDIから回線を借りる「ローミング」(相互乗り入れ)を利用しても高速通信が無制限となる新プランを打ち出したことで、KDDIの利用者から通信品質の低下を懸念する声が上がっているという。
KDDIの松田浩路執行役員は楽天側に貸し出す周波数帯が限られていることなどを説明し、「通信品質に影響が出ることはなく、心配には及ばない」と述べた。【道永竜命】