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米「デフォルト先送りできぬ」 豪州・パプア訪問中止、埋め合わせも


 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は17日、バイデン大統領が米国の「債務上限」引き上げ問題に対応するため、パプアニューギニアやオーストラリアへの訪問を中止したことに関して「外国訪問は延期できるが、(債務上限引き上げ失敗による米国債の)デフォルト(債務不履行)は先送りできない」と説明した。

 訪問中止の埋め合わせとして、豪州のアルバニージー首相を国賓として招くほか、パプアニューギニアで会談予定だった南太平洋島しょ国の首脳らとの首脳会議も年内に開催すると説明し、米国に対する不信感の払拭(ふっしょく)を図った。

 サリバン氏は、広島市での主要7カ国首脳会議(G7サミット)のために日本へ向かう大統領専用機の機中で、記者団の質問に答えた。バイデン政権がインド太平洋地域での外交に力を入れてきたことを強調し、今回の訪問中止が覇権を争う中国を利したとの見方に対して「メディアによる都合のよい物語で、現実を反映していない」と反論した。

 一方、予定通り参加するG7サミットについては「主要な国々と(政策の)すりあわせや一致を図る会議体であり、大統領は出席するのが重要だと感じていた」と説明した。

 米政府は当初、日本、パプアニューギニア、豪州の歴訪に関して「大統領はどこにいても職務ができる」と強調し、予定通り実施する方針を示していた。しかし、債務上限引き上げを巡る共和党との交渉が難航し、米国債のデフォルトのリスクが差し迫ってきたため、G7終了後の21日に帰国する方針に転じた。【秋山信一】

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